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高確率で勝てる?相場の癖を利用したトレード手法を考える

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FXは通貨ペアによってそれぞれ特徴があり、各市場、時間帯、曜日、日付など細分化したフィルターをかけることで通貨ペアの癖が読めてくることもあります。

例えばドル円だと、前回の記事で紹介した「仲値トレード検証」は、ゴトー日の夜中3時~朝10時までが上昇しやすい傾向があり、月末の東京市場は円高に傾きやすいなど過去の統計データからわかります。

今回はユーロドルの通貨ペアの癖を利用して勝ちやすそうな手法を考えていきます。

ユーロドルはロンドン時間の開始前後から、東京市場の高値もしくは安値をブレイク後に再度東京市場のレンジに戻りやすい傾向があります。文字だとわかりにくいので下のチャートをご覧ください。

ユーロドルの過去データ

東京市場の高値と安値をロンドン時間にどれだけの値幅ブレイク後に、ロンドン時間内に東京時間のレンジ方向へどれだけの値幅戻したかをデータ化しています。

日付ブレイク幅(高値/安値)東京市場レンジ戻り幅
2023/2/277pips27pips
2023/2/2414pips16pips
2023/2/233pips21pips
2023/2/2214pips15pips
2023/2/212pips22pips
2023/2/2013pips26pips
2023/2/173pips31pips
2023/2/168pips33pips
2023/2/1515pips33pips
2023/2/147pips18pips
2023/2/1312pips27pips
2023/2/1014pips35pips
2023/2/910pips20pips
2023/2/84pips11pips
2023/2/71pips14pips
2023/2/66pips20pips
2023/2/37pips19pips
2023/2/215pips19pips
2023/2/17pips11pips

2023年2月分のデータだけを載せていますが、かなりの確率で東京時間の高値もしくは安値をブレイクした後に、東京市場のレンジ内に戻す動きをしています。

信頼できる手法を構築していくには長い期間のデータ(できれば過去5年~10年)を集めていく必要がありますが、2023年2月のように東京市場のレンジブレイクから再度10pips~30pipsくらいレンジへ戻す動きがあれば簡単に高確率で勝てる手法が作れそうですね。現実はそう甘くないと思いますが・・・・

例えば、
東京時間レンジの高値と安値をブレイク後に、〇〇pipsに逆張りの仕掛けを入れ
〇〇pipsに損切を入れ、平均利幅を狙うというような手法が構築できるかもしれないです。

まだ過去データがそろっていないので、そのような手法に優位性があるのかはわかりませんが。面白そうなので記事にしてみました。

興味がある方は是非、データを集めて検証をしてみてください。

どのような手法でも勝ちやすい相場環境、負けやすい相場環境があります。ロジックを検証していく際には、手法そのものの検証結果のみで判断するのではなく、相場環境(レンジ・トレンド)、指標の有無など条件を加えていくことで驚くパフォーマンスにたどり着くこともあります。

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